日に日に厳しい寒さも和らぎ、春の陽気を感じられるようになりました。
いよいよ今年度も残りわずか。
この一年で大きく成長した子どもたちの姿が嬉しく、頼もしさを感じているこの頃です(*^-^*)
今回は、個別療育の『Aiトレ』と、集団療育の『集団Aiトレ』の様子をご紹介します☆
☆まずは『Aiトレ』☆
たんぽぽAiでは、すべての行動の基盤である認知機能を高めるための取り組みとしてAiトレを行っています。
記憶、言語理解、注意、知覚、推論・判断の5領域から各々の課題をレベルに合わせて取組みます。
物事に取組むための【段取り】【取組み姿勢】【物の管理】も大切にしています。
Aiトレ始まりの挨拶、ファイルを開き登所の確認(カレンダーにシールを貼る、その時の自分の感情や気持ちを確認する等)、プリントを取り出し準備、一連の流れを自分で行います。
結果だけにとらわれず、試行錯誤しながら最後まで頑張るプロセスを大切にしています。
自ら取組む意欲を持てるよう、声かけや関わり方にも配慮しています。
紙面だけではイメージしにくい立体の課題には積み木などを用いるなどの工夫をし、
「わかった☆」「できた☆」という気づきや実感から、さらに理解を深めていきます。
取組んだ最後には必ず検証を行います。
結果の良し悪しではなく、取組む過程に注目することで、頑張ったことや達成感を感じ、苦手なことや少し難しいと感じることにも挑戦しようというチャレンジ意欲に繋げていきます。
Aiトレの取組みが定着し、「今日はどんなんが入っているんやろう?」と楽しみにしながらファイルを開く子が増えてきました(*’▽’)
子どもの「やってみたい」という気持ちを大切にしながら取組んでいます♪
☆続いて『集団Aiトレ』☆
集団Aiトレでは、座って取組む『静の活動』・身体を動かす『動の活動』に分かれ、各活動のテーマに沿って目的をもって取組みます。もちろん集団への意識を高めながら。
★『静の活動』
例えばこの日はラキューで作品作り・・・
それぞれが自分の世界観だけで作りたい物を作るのではなく、みんなで一つの作品を作り上げます。そのためには、自分は何を作ればいいのか、相手はいま何を作ろうとしているのかを考えたり想像したり、話し合ったりすることが必要になります。
テーマに沿って目的を持ちながら、何を作るかアイデアを出し合ったり、作り方を教え合う中で、他者との関わりを大切にしています。
出来上がった作品を見せ感想を言い合い、お互いに称賛し合い、認め合い、またそれぞれが個性を発揮する場にもなっています。
カルタの日・・・
読み手や取り手など役割を決めます。
いろんな役割を担うこと、立場の違いに気付くこと、さまざまな視点をもつきっかけをつくります。
★『動の活動』
テーマに沿って、ルール決めや順番を子どもたちでまとめます。
スッとまとまることもあれば、各々の主張が食い違いなかなか決まらない時もあります。
じゃんけんで負けてしまったり、本意ではないルールになった時には、我慢や切り替える力が必要になります。
スタッフは橋渡し役に徹しながら見守っています。
順番やルールを意識しながら、状況を見る力もついていきます。
「ガンバレ!」子どもたち同士で応援し合ったり、「負けても次があるよ!」励まし合ったりしている様子は微笑ましいです。
スタッフは、子どもたちが目的をもった行動ができるようサポートをしています♪
このように、たんぽぽAiでは毎日子どもとおとなが一緒に楽しみ、試行錯誤しながら一体感をもって過ごしています。