今日は幼児の手先の発達についてたんぽぽではどんな取り組みをしているかをお伝えしていこうと
思います。
手先が器用に動くためには 肩→肘→手首→指の順番で発達していくと言われています。
まず肩の動きを大きく回す動作にフープ―を使ってのたんぽぽ体操があります。
未発達の間は肩を回す事が小さく(可動域が狭い)ので円を描く様にフープを回すのは難しく
最初は回すって?大きくって?と子どもたちの頭の中はハテナ(?_?)?でいっぱいです。
フープを身体の前で小さく動かすだけになったり、体にくぐらせて回そうとしたり、左右や上下の単純な動きになりがちです。
模倣を繰り返すうちに肩が大きく動く様になり、腕や手首の捻りもできるようになり、下半身では膝の曲げ伸ばしもできるようになりました。
そして両手を使ってフープをえいっ!コロコロと見事に左右両手を使って転がす事も\(^o^)/
私たち人間は道具を使う事で手の機能をより高めていく事ができます。
指先を使い洗濯バサミを取ったりつけたりする作業でも初めは、力づくで引っ張り取ろうとしたりしてしまいます。
親指と人差指で挟むのは指先の巧緻性を必要とします。
動物の顔の周りに洗濯バサミをつけてライオンの出来上がり!次は何の動物ができるかな?(^▽^)/
あれ?うちの子お箸が…ハサミが…上手く持てない。と思われた時そこだけに目を向けるのではなく
肩、肘、手首はどんな動きをしているかなと観察してあげるのも一つの方法だと思います。
私たち療育者も子どもに関わる時に大きな視野を持ちアプローチしていく事を大切にして行っています。
書込み者:安宅(atake)